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討される経験をし、意志決定には個人の責任が必要であることに子供が気付くことを意図している。意見の一致に到達することは、子供にとって必要ではなく、望ましくもない。多くの状況でとるべき、最も適切で責任ある行動の見解には幅があるものである。ここでの目的は、子供に調べる、表現する、説明する、自分の決定理由に責任を持つ機会を与えることである。
5. カードは山の下に戻し、次の子供は山の最上部からカードを選択する。すべての子供がジレンマについての決定と理由を表現する機会を得るまで、このプロセスを続ける。

 

発展と変形
1. ジレンマカードを作ることができる一般的なトピックを少し挙げる:捨てられたペットを飼ってくれる新しい家を探そうとする;例えば、ネコが野鳥を捕まえたり、イヌがシカを追いかけたりするというような、ペットの野生生物への影響;庭で殺虫剤を使うこと;生きているクリスマスツリーと人工のもの;酸性雨;野生の花や実をとること;家の周りの野生生物に餌をやることなど。
2. 討論の型にする。
3. そしてあなた自身のジレンマを書き、論じなさい!

 

評価
ジレンマを選択しなさい。そのジレンマのためにリストアップされたすべての選択肢の肯定的な影響と否定的な影響について短い文章を書きなさい。責任ある、情報に基づいた決断をするために必要な追加の情報がもしあるならば示しなさい。このジレンマに対する回答として二つの対立する、説得力のある議論を挙げる。あなたの判断が最も責任ある決定かどうか識別しなさい;あなたの理由を説明しなさい。他の人が同じ情報からどのように異なった、しかし正当な意見にたどり着くことができたのか説明しなさい。

 

年齢:5−12年生
科目:社会、理科、国語
技能:分析、応用、ディスカッション、評価、問題解決、小さいグループの
作業、統合、執筆
持続時間:30−45分
グループの大きさ:どの大きさでも2人か4人の小さなグループが勧められる
設定:屋内で、あるいは屋外
キーボキャブラリー:ジレンマ、責任
(Project WILD,1992)

 

 

 

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